2023年度から3年間に渡って、ネパール モラン郡ウルラバリ市で、新規洪水防災事業を展開します。

この度、ネパール政府およびパートナー団体のRRNとのプロジェクトの合意ができました。

ネパール政府Social Welfare Council代表 Manoj Bhatt 氏との合意書調印(左:ネパール事務所長 竹下 右:Manoj氏)

この事業では、2022年度末までチトワンで行っていた洪水が多い地域での防災支援の学びを基に、ウルラバリ市内のテリ2、テリ3という二つの河川でのインフラを造り、そしてコミュニティと地方行政の連携強化と防災対策を行うことで、洪水による損害を軽減し、またコミュニティの生計の向上に繋げていくことを目的としています。

チトワンでの事業では、河川の上流から下流までを1つのコミュニティとして、集落/区/地方行政(市や郡)で連携しながら、インフラ維持管理や洪水防災対策等に取り組み、2022年は建物の半壊・全壊被害および人的被害は発生はありませんでした。

新規事業では、これらの取り組みに加えて、生計向上につながる活動も行い、コミュニティの持続的な発展につなげていきます。また、学校でも災害や気候変動等の課題について学ぶ機会をつくり、家庭やコミュニティに啓発や行動の変化を促してきます。

パートナー団体RRN代表 Dr. Arjun Karkiとの合意書調印

プロジェクトの進捗はブログでもご報告して参りますので、見守って頂けると幸甚です。現地の人々、特に取り残されてしまった人たちのために、活動を進めていきたいと思います。

ネパール事務所長 竹下裕司