いまだ多くの国で女性や子どもたちが暴力や抑圧の犠牲となっています。民族紛争下のチッタゴン丘陵も例外ではなく、つい最近も11歳の女児2名がレイプ被害を受け、うち1人は殺害されるという痛ましい事件が起きました。
カグラプール女性福祉組合(KMKS)は、暴力を受けた女性たちのケアと、自立支援を行っている団体です。時には被害者をかくまったり、裁判手続きを行ったりするため、支援するスタッフ自身が脅迫されたり危険にさらされることもあります。しかし、彼女たちは不屈の精神で、被害者に寄り添い闘い続けています。
(青山亜紀/ジュマ・ネット事務局)