チッタゴン丘陵地帯では、12歳以下の少女を含む女性たちがさまざまな暴力の犠牲となっています。また、小さな村の中での噂や、加害者からの脅迫など2重3重の苦しみを受けることもあり、女性たちをさらに弱い立場へと追い込みます。ジュマ・ネットでは、カグラチョリ県のNGO・KMKS(カグラプール女性福祉組合)と連携し、被害者の保護、裁判手続、自立のための職業訓練などの支援事業を行っています。支援者のひとり、I・チャクマさん(8歳)は、4歳頃にベンガル人入植者によってレイプされました。現在彼女の父親は、KMKSの支援を受けて加害者を告訴しています。
(青山亜紀/ジュマ・ネット事務局)