この事業では、バングラデシュ南西に位置するバゲルハット県の2つの郡、8つのユニオン(行政村)で、各ユニオン防災委員会が率先して住民レベルの防災能力を高めることを目的のひとつにしています。

>>実施事業 サイクロンに強い地域・人づくりプロジェクト

<年間防災計画を策定し、 予算獲得に成功!>
活動の一つとして、 その地区ごとの年間防災計画を策定し、それを実施するための予算措置の実現を目指しています。 そのために、郡防災委員会(UzDMC)と各ユニオン防災委員会(UDMC)と定期的な話し合いを行い、調整と連携体制の構築を行ってきました。年間防災計画は、国の災害対策手順に基づき、災害発生前、発生時、発生後の時制別に、 防災委員会の責任においてどのような活動を行うか、活動の内容、責任者、実施時期、が明記されてい ます。

2019年度の予算で、事業対象の8つのユニオン防災委員会のうち、すでに7つの防災委員会に合計137万タカ(約180万円)の災害対策活動予算が割り当てられました。8つ目の防災委員会は現在承認待ちです。

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ラエンダ防災委員会の年間防災計画の打ち合わせ


<地域を守る活動が活発化しています>

防災委員会のメンバーは現在、この予算以外に、地域での資金調達にも取り組んでいます。例えば、彼らは地元のエリート層(昔からの地主など地域で影響力のある人たち)に、防災委員会のメンバーに入ってもらい、財政的な協力もしてもらえるよう働きかけています。これらの話し合いで、防災対策資金用の銀行口座を開設して管理することを決め、すでに3つの防災委員会が銀行口座を開設しました。

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ボロブニア防災委員会の会議

私たちは、メンバーが防災計画を作成することに非常に熱心に意見を出し合い、協力的な姿勢になってきたことを感じています。事業開始前にはほとんど会議も実施されていなかった防災委員会ですが、今では毎月ほぼ全員が出席しています。今後、提出した年間防災計画をもとに、地 域の安全のために効果的な活動が実施され、継続されることを願っています。

アブドゥル・マレク
バングラデシュ、パートナー団体JJS・プロジェクト コーディネーター)


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