「あの災害で生き延び、サポートを受けたおかげでもう一度夢を見ることができました」そう語るコルポナさん(36歳)は、夫が11年前に仕事中の事故で大きな怪我をして働くことができなくなったため、彼女自身が毎日村を歩き回って、腕輪やヘア・アクセサリーなどを売る仕事をしていました。しかし2001年に夫が亡くなり、さらに2007年のサイクロンで彼女の家も行商用の商品もすべて流されてしまいました。
JJSは、彼女が雑貨屋を開くための資金として14,484タカの支援をしました。コルポナさんは現在、村で最初の女性経営者として家の前で店を開いています。女性も買いものをしやすい店で、最近では食品なども扱うようになり商品のバラエティも増えています。村を歩き回って売っていた時は1日5060タカの利益にしかなりませんでしたが、今では長時間歩き回る必要もなく家のことをする時間も確保できただけではなく、1日90110タカの利益を上げています。
(Md.アニスザマン/アシスタントプログラムオフィサー、シャプラニール)