職員の髙階です。バングラデシュ東部のフェニ県で行っている大洪水被災地の緊急救援活動では、支援物資配布の準備が着々と進んでいます。 

緊急救援のバナーが付いたトラック

支援物資は学校(ポシュラム・ガバメントカレッジ)の敷地を借りて保管し、被災世帯に配布するために食糧と日用品をそれぞれに袋詰めしています。この日はダッカとチッタゴンから運ばれてきた支援物資が続々と学校に到着していました。 

物資を満載したトラックが続々と保管場所の学校に到着
米の保管所。入庫数をリストで適切にチェックしています
豆を小分けに袋詰め

荷物の搬入や袋詰めをしているのは、実際に村で配布作業にもあたるフィールドファシリテーターの人びとです。彼ら自身も今回の洪水で仕事を失ったり、被災した実家を助けるためにダッカからフェニへ戻ってきたりと、様々な事情を抱えています。トラックで大量に運ばれてきた物資を、暑い日差しが射す中でテキパキと搬入していました。

 

<配布する食糧>お米
<配布する食糧>豆、じゃがいも、小麦粉、油、塩、砂糖、経口補水液(粉末)
<配布する日用品>鍋、皿、水がめ、蚊帳(ピンク色のもの)、固形石けん、手洗い石けん、洗剤、浄水タブレット、ガムチャ(バングラデシュの手ぬぐい)

物資は袋詰めが終わったものから順次被災地での配布が始まり、18日までを目途に全世帯へ配布を終える予定です。 

※本緊急救援活動は、NPO法人ジャパン・プラットフォームの助成および、シャプラニールが実施するクラウドファンディングをはじめ皆さまからのご寄付によって実施されます。