ジャリナさん(16歳)は、生まれた時から耳が聞こえません。
ジャリナさんのことを知ったPAPRIのスタッフは、3カ月のミシン研修を受けてみないかと薦めました。
研修を受けたジャリナさんは、その後ローンを借りて自分のミシンを買い、今ではブラウスやペチコート、子ども服などが作れます。そんなジャリナさんに、他の村からも結婚の話が来ているそうです。
ある日、彼女の聴力検査をしてみると、左耳にわずかに聴力があることがわかりました。医者は、補聴器を使えばもう少し聞こえるようになる、というのですが、補聴器は高く買う余裕はありません。
PAPRIでは、すぐに医療支援をしている団体と連絡をとり、ジャリナさんに補聴器を渡せるよう相談しているところです。(ハフィズル・ラーマン/エリアマネージャー、PAPRI)
(写真:ローンで買ったミシンとジャリナさん)
取り残された人びとのエンパワメント