障がいがある人は奨学金や障がい者手当てなどを受け取れる権利がある、と2001年の法律に規定されています。しかし、多くの行政は地域に暮らす障がい者の人数などを把握しておらず、受け取るべき人々がこの手当てを受け取っていません。
身体的な発達に遅れがあるホヌファさん(12歳)は高校への入学申請をしましたが、家が貧しく教科書を買うお金がありませんでした。
別の障がい者への身体機能回復訓練でその村を訪問したスタッフが彼女の存在を知りました。スタッフは地域行政に直接話に行って手続きを行い、ホヌファさんは手当てを受け取れることになりました。きちんと手続きさえすれば、多くの障がい者は権利を獲得することができるのです。
写真:高校に通えることになったホヌファさん
(ナシマ・アクタール/障がい者プログラム担当、PAPRI)
取り残された人々のエンパワメント