貧しさと紛争の危険を避けるため、サミール・ダカールくんは1年半前に一人でカトマンズに出てきました。
最初に働いていた食堂では給料が支払われずひどい扱いを受けたため辞めたということで、ラガンケルの食堂で働いていた時に私たちと出会いました。村で8年生の途中まで勉強していたサミールくんは時折、本を借りて読んでいました。
ある日、彼の雇用主が「サミールは勉強したい様子だが、何か可能性はないだろうか?」と聞いてきました。
本人の意思も固く、パートタイムで仕事をしながらでも学校に通いたいと言うため、奨学金を出して支援をすることにしました。
今は村から出てきた家族と暮らしながらラガンケル近くの公立学校に通っています。(エショダ・ラウト/ファシリテーター、CAPCRON)
(写真:ラガンケル近くで(サミールくん))
働く子どもたちへの支援