今日、6月12日は児童労働反対デーです。
シャプラニールでは、使用人として働く少女たちへの支援をと2006年からフルキという現地NGO行っています。
また、2012年からはアドボカシー活動を開始し、少女たちを取り巻く社会、地域が変わっていくことを目的に、ラジオやメディアを通じた活動を行っています。
家事使用人の現状や政府政策を一般の人たちに知ってもらうためのプログラムを、今年度は、バングラデシュの公共放送(全国)であるBangladesh Baterとコミュニティラジオ2局、の合計3局で、本日、児童労働反対デーに同時に開始しました。
今週から毎週1回、ラジオ番組を放送していきます。
このラジオ番組のタイトルは、「プロジャポティ モン」
「蝶々たちの気持ち」という意味です。蝶々のように自由に羽ばたきたい、そんな少女たち自身を蝶々に例えています。
このラジオ番組が始まる時に流す曲としてテーマソングを作りました。
歌っているのは、家事使用人として働いている少女たちに近い年齢の子どもたち(Bangladesh Bater所属の歌手)に歌ってもらっています。
<ラジオ番組のテーマソングを聞く>
「プロジャポティ モン」
朝起きると、鳥たちが空を飛んでいるのが見える。
子どもたちは学校に行く。
なぜ、私は家で仕事をしているのだろう。
学校にいくチャンスは目の前にあるのに
私にはそれをつかむことができない
おなかいっぱいに食べるためにこの街にやってきた
おなかいっぱいに食べられるという夢を抱いて。
知らなかった
こんなに大変な仕事だとは
朝から夜まで働かなくてはいけないなんて。
12歳より小さな私たち
両親の愛なしに生きていけるはずがない(でも私たちはその愛から離れて暮らしている)
みんな聴いて
私たちはみんな仲間だよ
仕事が終わったら、勉強をしよう
フルキセンターに来れば勉強などいろいろなことを学べるよ
プロジャポティ モン
プロジャポティ モン
今日のBangladesh Baterでの放送の様子には、所長の内山と担当スタッフのマフザの2名が
シャプラニール概要とこの事業の目的等をお話しました。
放送開始前フェイスブックで告知をしたのですが、開始前からリスナーからいくつも質問や
コメントが届きました。今後、毎回質問やコメントをリスナーから寄せてもらいながら、
私たちのメッセージを多くの人に届け、子どもたちが働かなくて良い社会につながるよう、番組を作っていきます。