シャプラニールでは現在、家事使用人の少女たちへの支援の活動展開に向けて、新たなステップを踏み出そうとしています。

2019年から実施していた第5フェーズ事業は2022年度をもって終了しました。ダッカ市内で、パートナー団体Phulkiとともに運営してきた3 つの支援センターのうち、これまで長く運営してきたショバンバーグセンターとアランバーグセンターについては、自治会及び地域の学校への移譲が完了し、地域の人たちがお互いに助けあいながら運営を継続しています。ジョノタハウジングセンターについては、開設してから日が浅いことを踏まえ、2023年度はシャプラニールが直接運営を継続することになりました。

シャプラニールの現地駐在員とスタッフがセンターで活動する様子
シャプラニールが運営するジョノタハウジングセンターの様子

2024年度からは新たなとパートナー団体 ASD(Action for Social Development)とともに、ダッカ市内の新たな地区でのセンター開設を予定しています。

加えて、多くの少女たちの送り出し地域であるマイメンシン県において、少女たちがダッカに働きに出なくなるように地域住民、学校、行政などへの働きかけも行う予定です。少女たちの送り出し地域での取り組みは、今回初めての挑戦となります。現在ASDとの話し合いや情報収集などを行っており、新たな活動の開始に向けて準備を進めています。

事業推進グループ バングラデシュ事業担当 峯ヤエル