ここ数年、あらゆる分野でSDGsについて語られています。そのなかの目標8にあるターゲットのひとつ(ターゲット8.7)に、「2025年までにあらゆる形態の児童労働を撲滅する」と記載されています。
2025年12月までに達成するために、残された時間は1年半です!
バングラデシュ政府は、SDGsのゴールのとおり、「2025年までに児童労働をゼロにする」と宣言しています。しかし、実態はまだまだあらゆる部門であらゆる形態の児童労働が存在しています。
バングラデシュのテレビ・ラジオで児童労働反対のメッセージを発信
シャプラニールでは毎年6月12日の児童労働反対世界デーに合わせて、人々に児童労働反対のメッセージを伝えるためのキャンペーンやイベントを実施してきました。メディアを通じて多くの人にメッセージを届けるため、今年2024年はテレビとラジオで番組を収録し、6月12日に放送しました。
(写真)児童労働の中でも家事使用人として働く子どもは調査結果にでてこない隠れた児童労働であることを意見交換したテレビプログラム。左から:家事使用人として働く少女、児童労働モニタリングカウンシル議長、司会者(子ども保護の専門家)、バングラデシュ政府統計局役人、シャプラニールバングラデシュ事務所スタッフ
(写真)児童家事使用人をテーマに2つのNGOで協働して放送した10回連続のラジオプログラム。ラジオ番組の最終回として、両NGOの事務所長が出演した。収録後、ラジオ局のスタッフとともに児童労働反対の意思を示すレッドカードアクション!
※TVプログラムとラジオプログラムはFacebookページ(https://www.facebook.com/gdwvoice)からご覧いただけます。
児童労働問題に取り組む団体のプラットフォームを設立しました
2025年まで残り1年半。NGOや政府がそれぞれ声をあげていてもどの程度成果につながっているのだろうかという危機感もあり、シャプラニールは、バングラデシュで児童労働に関して事業実施もしくは関心を持ついくつかのNGOや団体と話合いを行い、一丸となって児童労働をなくすために活動をしていくことを目的にしたプラットフォームを設立しました。今年7月に正式にスタートし、政府との対話、モニタリング等を通じて、社会に現状を伝え、児童労働をなくするための様々な活動を行っていく予定です。
私たち一人ひとりが、児童労働反対の意思表示と行動を起こさなければ世界は変わらない。
子どもが働かなくてよい社会、すべての子どもが権利を享受できる社会をつくるために、一緒に行動を起こしていきましょう!
バングラデシュ事務所長 内山智子
2024年6月1日〜7月31日まで「古本で児童労働をなくそうキャンペーン」を実施しています!
シャプラニールでは本、CD、DVD、ゲーム等の寄付を国内で換金し、活動資金としています。
キャンペーン期間中は、お送りいただいた物品の換金額が20%もアップして寄付になります。
ぜひこの機会に、おうちに眠った不要品で国際協力を始めませんか?
キャンペーン詳細・物品無料集荷の申し込みはこちらから
https://www.shaplaneer.org/youcan/sutenai/book_cam2024/