pn100203.gif 私の名前は、サミア(10歳)。8人きょうだい(女5人、男3人)の末っ子です。お父さんは私が赤ちゃんのときに亡くなったため、記憶にありません。二人の兄は魚市場で働き、もう一人の兄が工場で働いています。
 6カ月前、叔父に連れられてダッカに来ました。私は学校(3年生)を続けたくて、仕事をしたくはなかったのですが、家族のためだからと説得されました。ダッカは私にとって初めてのことばかりで毎日泣いていました。テレビを見るのは楽しいですが、仕事はうまくできません。でも、雇い主のおばさんは私をかわいがってくれます。数日後、雇い主にフルキのセンターに行くように言われました。私は村で通っていた学校が恋しくなっていたので、それを聞いて喜んでセンターに行くことにしました。
 私はまた勉強を始めることができてとても嬉しいです。センターでは、仕事のことや身の回りをきれいにすることなど教えてくれますが、私はお話を聞いたり、村の絵を描いたりする時間が大好きです。

(サベラ・ヤスミン/プロジェクト・マネージャー、フルキ

写真:センターで村の絵を描くサミアさん」

家事使用人として働く少女支援活動