シャプラニールは2011年3月11日の東日本大震災直後に福島県いわき市に入り、緊急救援活動を開始。以降、物資配布、交流スペースの運営等被災者支援を継続して行いました。
被災者支援を行政やNPO団体が継続していること、一次提供住宅から公営住宅へなど、被災者の生活再建のめどが見えてきたことから、2016年3月31日をもっていわき市での支援活動を終了しました。これまで、多くの方からのご支援、ご協力をありがとうございました。
なお、5年間の活動をまとめた報告書を発行しました。ご希望の方にはお送りいたしますので、こちらからご連絡ください。(担当:小松)
私たちの活動が目指すこと
東日本大震災の被災地(特にいわき市)における
被災者支援および復興支援
いわき市内で被災し、あるいは福島第一原発事故による避難を強いられ、避難生活を余儀なくされている被災者が約3万人以上います(2012年5月末現在)。
また、いわき市全体の応急仮設住宅や雇用促進住宅以外への避難者は避難者全体の70%以上に上り、他の支援から取り残されがちな状況があります。
目標を実現するために取り組んでいること
被災者のための交流スペース「ぶらっと」の運営
借上住宅で暮らす避難者に対する情報発信拠点、被災者同士の交流の場として「ぶらっと」を運営しています。地元の組織(NPO、行政、社協)との連携をさらに強め、相双地区の自治体との連携も図っていきます。また、今後は被災者自身の主体的な取り組みを促すような工夫をしていきます。
心のケア
被災者の状況を確認しつつ、心理的ケアを専門機関と相談しながら必要な対応を考えます。また、支援する側の心理的なケアの体制の確立を目指します。
子どもの遊び場
地元の企業や団体と協働し、室内の子どもの遊び場づくりを進めます。
いわき訪問ツアーの実施
首都圏などからのいわきへのツアーを年に数回実施し、いわき市の状況を広く伝え、地元住民との交流を行います。
情報発信
東京での情報発信拠点の設置の可能性を検討しています。また、バングラデシュやネパールでの情報発信も意識的に行っていきます。