今日、いわき市社会福祉協議会の会議室をお借りして、3月下旬に実施されたバングラデシュ・スタディツアーの帰国報告会を行いました。
いわきから参加した3人の中学生(そのうち2人は4月から高校生になりました)が、それぞれに感じたこと、考えたことを率直に語ってくれました。
関東から参加した2人の高校生も応援に駆け付け、家族や友人のみなさん、地域の方々が熱心に耳を傾けました。
スライドを見ながら、ツアーの様子を3人で報告してくれました
*貧富の格差や早婚の問題などがあることを実感した。
*自然災害に遭い、都会に出てきたけれど仕事がなく、物乞いをしながら暮らしている人がいることを知り、大変だと思った。
といった感想の一方で、
*バングラデシュの人たちと仲良く交流できてよかった。貧しい、大変だという認識が吹っ飛んじゃうくらい、みんな明るくて楽しかった。
*バングラデシュの人は貧しくて可哀そう、と思っていたけれどそれは間違い。日本みたいな恵まれた国に暮らしていながら、それを幸せと感じられない人の方が可哀そうだと思う。
といった言葉も聴かれました。短い言葉だったけれど、みんなそれぞれいろんなことを感じ、考えてきたのだということがよくわかりました。
首都ダッカの高校を訪れ、現地の同年代の若者と震災の経験を共有する機会もあり、「それほど大変な経験をしたのに、前向きに生きているあなたたちを尊敬します」といった反応が多かったそう。
参加者の一人と一緒に来た同級生に感想を聞くと、「私も行ってみたいな、と思いました」
報告が終わった後は、取材に来た各紙の記者から質問攻めの3人でした。