まもなく震災丸3年を迎える5日、福島県郡山市のビッグパレットで福島県社会福祉協議会主催の表彰式が開催され、受賞団体として出席してきました。
これは県社協が、県内での被災者支援活動、また原発事故による避難者支援のために活動を継続してきた団体に対し、その功労をたたえて表彰状や感謝状を贈り、復興への歩みをさらに進めていこうとするものです。シャプラニールは、いわき市社協から推薦いただいて受賞が決まりました。いわき市からは、「みんぷく(3.11被災者を支援するいわき連絡協議会)」や合同情報紙「一歩一報」で共に活動している仲間のNPO団体、ザ・ピープル、いわき自立生活センター、勿来まちづくりサポートセンタ-も受賞し、4団体で喜びを共有しました。会場ではいわき市社協の強口会長からもお祝いの言葉をいただきました。
震災直後に「外から入ってきた団体」だったシャプラニールが、3年間の活動でいわき市で活動する地元の団体と共に受賞できたことに大きな意味を感じています。この感謝状は、シャプラニールを推薦してくださったいわき市社協のみなさん、共に活動を続けているいわきのNPOのみなさん、シャプラニールの活動を支えてくださっている全国の会員のみなさま、交流スペース「ぶらっと」に関わってくださるみなさん、そして、いわき事務所と「ぶらっと」をいつも全面応援してくださるシャプラニールいわき連絡会とともに受賞できたものだと思います。
いわきでは、3月からいわき市民向けの公営住宅の第一号への入居が始まり、津波や地震で被災したいわき市民の生活は3年かけて徐々に安定に向かってきたと感じる一方、県営の復興公営住宅(原発避難をしている相双地区住民向け)の用地確保や建設、またそのコミュニティ形成など取り組むべき課題はまだ残っています。一人一人の思いに寄り添う活動を継続し、シャプラニールにできる支援活動を続けていきたい、という思いを再確認する受賞になりました。