平日ということもあり、ボランティアの数は前日より少なく39名。9件の依頼に対応しました。一日の作業が終わりに近づいた頃、雨が降り出し激しい雷も鳴り始めました。
⇒写真:ボランティア作業している家からの海岸の眺め
雷雨の中スタッフ・ミーティングを行っている最中、突然激しい揺れがプレハブを襲いました。立っていられないほどの揺れの中、悲鳴とともに外へ逃げ出し、
しばらくしてようやく揺れが収まったところで、津波が心配になりました。みんなに「避難しよう」と声をかけ、少しは離れた高台にある市のスポーツ施設へ車
で避難することになりました。それぞれ分乗しセンターを出たところ、すぐに車の列が動かなくなりました。5分ほど待っても車は動かず、「これはまずい」と
思い、私たちの車はセンターへ引き返してすぐ裏にある小学校へ避難することにしました。
移動の最中に、津波注意報から警報へ切り替わっていました。小学校には先生たちもまだ残っていて、3階の図書室へ案内されました。その後、付近の住民も次
々と避難してきて、一時は20人ほどになりました。余震が頻繁に繰り返され、電話やメールもなかなかつながらず、みな不安な様子です。電気も停電したま
ま、ロウソクを灯していました。
1時間ほど滞在し、津波警報も解除されたところで一旦センターへ戻り、戸締りなどを確認して、滞在先のアパートへ戻りました。停電は続き、水道も止まった
ままで、皿や鍋、調味料が散乱した台所をなんとか片付け、使えたガスでお湯を沸かし、東京から持参していたレトルト食品などで夕食を済ませ、早々に就寝。
しかし、度重なる余震でゆっくり眠ることは出来ませんでした。
報告:小松、内山(東京事務所職員)