地震が発生してから1カ月が経ちました。
相変わらず家に戻るのが怖くて屋外で過ごす人が多く、テントの数もあまり減っていないようです。一方で、一部地域では倒壊した家屋の取り壊しが始まり、警察や軍隊、あるいはボランティアによる片付けも進んでいます。ただ、復旧度合いは地域による偏りが激しく、隣接している地域間でも大きな違いがあります。
我々としては、こうした状況をよくみながら、人々の声を聴き、今何をすべきか考えていかなければなりません。今回の地震被害は、広域性という点から、東日本大震災と共通する点が多くあります。これまで福島で経験してきたことを活かしながら、ネパールの人々に寄り添った支援活動を行っていきたいと考えています。
今日まで約10日間のネパール滞在で、今後復旧・復興期の活動のおおまかな流れを現地スタッフと共に検討しました。その内容については、改めてお伝えしたいと思います。これからカトマンズを離れる飛行機に搭乗します。
小松豊明