ネパールの大地震によって、各地のコミュニティFM局が大きな被害を受け、放送が継続できないあるいは野外での放送を余儀なくされるといったケースもありました。新聞やテレビがそれほど普及していない地方では、情報を得る手段としてラジオは欠かせません。また、日本でもそうですが、大きな災害が発生した場合、支援に関する情報や、被災状況などを知る上で地域に密着したコミュニティラジオの果たす役割はとても重要です。

我々は、早い段階から被害の大きかったラジオ局に対し、被害に遭った資機材の購入支援を行うとともに、ラジオ局に併設する形でコミュニティセンターの運営を支援してきました。

このような、コミュニティラジオへの支援の必要性はあまり認識されておらず、またコミュニティセンターの運営という新しいアイディアについて是非広く知ってもらいたいという趣旨で、パートナー団体のAMARC(コミュニティラジオの国際ネットワーク)とともに、ワークショップを開催しました。

最初のセッションではネパール政府の情報通信省大臣や、在ネパール日本大使も駆けつけ挨拶してくださいました。

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小川大使のご挨拶。コミュニティラジオが果たす役割の重要性などをお話しくださいました。

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情報通信省のライ大臣。毎日テレビで見ない日はないほど忙しい方ですが、ご来臨下さいました。

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私も一言ご挨拶。コミュニティラジオ支援に至った経緯をお話ししました。

日本やインドなどからのゲストのほか、各地のコミュニティラジオ局、メディア関係者など約60人が参加し、コミュニティラジオが災害時に果たす役割、今後コミュニティラジオのさらなる普及のために必要な法整備など、さまざまなテーマで話し合いが行われました。

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日本から駆けつけてくれたFMわいわいの日比野さん(右)とAMARCのSumanさん(左)。ランチタイムに談笑中。

各テレビ局も取材に来て、随分賑やかなワークショップとなりました。(停電の影響もあり、どのテレビ局で放映されたのか定かではありません・・・)