2023年3月18日に「第2回おとなりの外国人を知ろう!~おしゃべりでつながる交流会~」を開催しました。2月4日に実施した交流会に続き第2回目の開催となった本交流会は、日本に住む外国人と同じ地域に住む住民の両者が気軽に交流しつながりを持てるような場を作り、相互理解への気づきを促すこと目的として企画しています。

今回のは日本語学校で学ぶネパール人留学生、クマリさん、ディペースさん、バルさんの3名をスピーカーとしてむかえお話しいただきました。来日してからまだ1年未満の3名は、少し緊張した面持ちでイベントにのぞんでいました。



イベントの前半では、ネパールの民族やお祭り等、ネパールの文化について、そして、日本の生活で感じていることや将来の夢について、それぞれのスピーカーより紹介いただきました。日本の生活の中で大変なこととしては「学業と夜勤のアルバイトの両立」についてが紹介されました。「(そのような生活の中で)なかなか日本の友だちができなくて・・・」とお話ししていたのが印象的でした。

「車の勉強をして車関係の仕事につきたい」と将来の夢を教えてくれました
ネパールのお祭りについて映像を交えながら紹介

後半部は参加者の方と少人数グループに別れておしゃべりする交流の時間を設け、様々な話題で盛り上がりました。サッカーが好きというスピーカーの方に「フットサルサークルに参加してみたら?」と提案があったり、「どういう日本人の友だちがほしいの?」という質問が出たり、参加者の方からはスピーカーの日本での生活について気遣うような話題も多く上がりました。一方、スピーカーからは「どうして日本人は英語がわかるのに、英語を話さないの?」という質問もあり、お互いの理解を深めるような話に花が咲き、時間が足りないほどでした。

参加者からの質問に答えるクマリさん
後半のおしゃべりの時間は話が盛り上がり時間が足りないほどでした

交流会終了後、参加者の方からは、「勉強と仕事を両立させながら、自分の母語ではない言葉で自分の考えをしっかり伝えている姿に頭が下がりました。夢を応援してあげたい気持ちでいっぱいになりました。」という感想の声がありました。また、スピーカーとして協力してくれた留学生3名からは「最初はたくさんの人の前で日本語を話すのが怖かったが、段々と慣れてきて交流を楽しむことができた。これから、色々な日本の人と話すことがあってもきっと大丈夫。」と自信につながったという感想をもらうことができました。

また、今回のイベント中では、参加者の方より、近所に住むネパールの方に「ゴミの捨て方」を説明するために、ネパール語で曜日を教えてほしいというリクエストがあり、スピーカーの方が対応するというやりとりも見受けられました。地域の暮らしのために交流できた良いケースだと思われ、今後も交流会の中で、このようなやりとりがこれからも生まれてほしいと感じました。

海外活動グループ 菅野冴花

ただいまクラウドファンディング挑戦中!

今後、さらに、交流の場・居場所づくりと生活支援を強化したいと考えており、無料食料配布「フードパントリー」での生活相談会の継続実施や、地域の交流スペース開設に向け、クラウドファンディングサイト「For Good」を通じて、ご協力を呼びかけることになりました。 皆さまのお力を貸しください。