多文化共生事業では、現在新宿区内で在住外国人と地域の人びとが気軽に集える場を作るための準備をしています。 このような居場所づくりにはすでに地域で活動されている方々の経験から学ぶことが多いと考えて、さまざまな団体さんを訪問させていただき、お話を伺っています。

今までに在住外国人に特化した活動を行う団体だけでなく、地域での子ども食堂を展開されている団体さんや、世代間交流を目的とした活動をされている団体さんなどのお話も伺いました。

例えば、先日訪問させていただいた「そらとだいちの図書館」さんは、新宿区中央図書館の敷地内で野菜づくりと本をテーマに活動をされています。地域のゆるやかなつながりを生み出すことを目的としており、テーマとなっている野菜づくりがフックとなって世代を超えて、知らない人同士が、出会うきっかけとなっています。

空と大地の図書館野菜
ナスやトマトが夏の日差しを浴びて、元気に育っていました。左の建物は新宿区中央図書館。



野菜づくりを通じて自然に会話が生まれたり、年齢や出身に関係なく自分の得意なことを生かすことができるというところは、私たちの居場所づくりにとって大きなヒントになりました。

空と大地の図書館集合写真

代表の渡辺さん(中央)と訪問の調整をしてくださった新宿区社会福祉協議会の後藤さん(左)、シャプラニール 多文化共生事業担当 菅野(右)

シャプラニールも居場所づくりの準備を目下進めているところです。
他団体さんから伺わせていただいたお話を生かして、居心地のよい、みんなが来たいと思ってもらえるような場所を作り上げていきたいと思います。

事業推進グループ 宮原麻季