皆さん、こんにちは!事業グループインターンの岡庭です。
シャプラニールが大久保で運営する多文化コミュニティスペース「マザリナ」では、2024年3月2日(土)にクルド人大学生のロニーさんをゲストにお招きし、ご自身の半生について語って頂きました。
『クルド人』という言葉を聞いたことはあっても、それがいったい誰のことで、どういう暮らしをしているのか、ご存じの方は意外と少ないのではないでしょうか。
今回はイベント告知期間が短かったにもかかわらず、日本人及び外国籍の方々、スタッフ計13名にご参加頂き、関心の高さが窺えました。ありがとうございました。
トルコで生まれ幼い頃に来日したロニーさんは、日本社会での大半の時間を在留資格無しで過ごしました。
この日の参加者は日本人の方が多く、感想として一番多かったのは「自分は何も知らないことを痛感した」「色々と考えさせられた」というものでした。また、外国籍の方からは「入管に行くと自信を無くす」という声もあり、日本人からは見えにくい日本社会の一面も感じられました。
それぞれの参加者が様々な受け止め方をしたことと思いますが、当事者のお話を聞いて考える、良い機会になったものと思います。
同時に、参加者同士でのざっくばらんな意見交換もでき、マザリナらしい企画になりました。
ご自身の半生を振り返り、溢れ出る記憶や感情を乗り越え、文章化し第三者の前で発表くださったロニーさんの勇気に、この場をかりて改めて御礼を申し上げたいと思います。
詳細レポートについては、また近日中に公開させていただきます!
(この活動は赤い羽根ポスト・コロナ社会に向けた福祉活動応援キャンペーン 居場所を失った人への緊急活動応援助成助成と皆さまからのご寄付で実施しています)
事業グループインターン 岡庭尚代