こんにちは!事業推進グループインターンの佐藤です。 

今回は、7月6日のマザリナの様子をお届けします。 

完成した笹の葉を囲んで

7月といえば「七夕」ですね!今回はマザリナでも七夕にちなんだイベントを実施し、大久保地域の方、学生の方、外国ルーツの方、他団体で活動される方などにご参加いただきました。 

ネパール出身の方にとって「七夕」は馴染みがなく、また別の参加者の方からは「中国では七夕は第2のバレンタインとして知られているよ」という声も上がるなど、国や地域によって七夕へのイメージが違う様子。 

なので、まずはインターンの私の方から、日本でよく知られている七夕伝説について、「なぜ“たなばた”と読むの?」について、また日本でこの日にすることについて簡単に紹介をしました。 

織姫・彦星のストーリーは地域を問わず共通だそう!
ミニプレゼンをさせていただきました

続いて、お待ちかねの「願いごと」タイム!短冊にそれぞれ、思い思いの願いごとを書いていきます。

「何を書こうかな?」「書くの久しぶり~!」ワクワクした声が聞こえてきたり
「これはどう書きますか?」分からない日本語についての質問が飛び交ったりしながら、次々と素敵な願いごとが短冊に書き込まれていきました。 

どの色の短冊にしよう?

素敵な笑顔が見られました!

ネパール出身の方は、日本語・ネパール語・英語で願いごとを書き、内容について後で説明してくださいました。“お金に関係なく、みんな幸せになれますように”といった内容だそうで、ネパールの考え方について話をするきっかけにもなりました。

前回、フラワーアレンジメントの講師をしてくださった方から、七夕飾りのつくり方を教えていただけることに。 

貝殻など簡単なものから、カラフルなくす玉など難しいものまで。色々なものを一緒に手作りすることの楽しさを、改めてかみしめる時間でした。 

くす玉は、まず12のパーツを作る必要があります
笹がにぎわってきました

そんななか、「そういえば聞きたいことがあります」とネパール出身の方が声を上げます。粗大ごみの出し方について分からず、さらに情報がどこにもなくて困っていたそうなのです。 

すぐにその場にいたメンバーが、「粗大ごみはお金を払って捨てるものなんだよ」と答えたり、「ネパール語の説明資料はここに行けばもらえるよ」とアドバイスをしたりと動きます。 

その方自身も周りの方も、粗大ごみの処分方法に困っていたそうで、そのことを地域の方が認識し、またその方自身も、これからどうしたら良いのかを知ることのできる機会となり良かったと思います。 

その後、「そもそもお金を払ってゴミを捨てることって外国だとあまりないのでは?」「私の家の周りで、植え込みに家電を置いて行っちゃう人いるよ」「ベビーカーをどう処分すればいいか困っている友人がいて」などゴミ捨てについて話が広がりました。 

イベントを一緒に楽しんだ仲間と、日ごろ気になっていることを話し合えたり、困ったことを相談し合えたりするのは、マザリナならではだと思います。 

多言語で情報を知れるパンフレットを、マザリナでご用意しています

毎月第1・第3土曜日にオープンしているマザリナ。今後もさまざまなイベントを企画中ですので、ぜひ気軽に足を運んでみてください♪ 

(この事業は令和6年度 独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業を受けて実施しています。) 

▼ 多文化共生コミュニティスペース「マザリナ」について詳しく知る

事業推進グループインターン 佐藤